日程:5/13,14
場所:千葉県白子町テニスコート
結果:
①東京工業大学戦
有賀・杉村4-⑤(4-⑦)浜野・渡辺
山本・大城2-⑤丹羽・岡田
廿楽④-1青木
高橋・野上⑤-4(⑦-4)松尾・高橋
阿部・中西0-⑤山中・千万
団体カウント2-③で一橋の負け
②高崎経済大学戦
山本・大城4-⑤(3-⑦)柳澤・堀内
有賀・杉村⑤-4(⑦-2)猪股・永川
廿楽3-④(6-⑧)川村
小泉・中西⑤-1大西・鈴木
高橋・野上⑤-0 open
団体カウント③-2で一橋の勝ち
③立正大学戦
有賀・杉村⑤-4(⑨-7)小田・名取
高橋・野上4-⑤(0-⑦)海野・島村
廿楽2-④永井
阿部・中西1-⑤佐藤・小川
八田・大城⑤-3立島・巴
団体カウント2-③で一橋の負け
④防衛大学校戦
有賀・杉村4-⑤(8-⑩)神﨑・大古場
八田・中西0-⑤平塚・西
廿楽④-3(⑩-8)小嶋
高橋・野上3-⑤濱津・今徳
山本・大城⑤-1桑原・奥野
団体カウント2-③で一橋の負け
⑤宇都宮大学戦
阿部・中西2-⑤小松・山岡
有賀・杉村⑤-3松本・中野
廿楽0-④田中
高橋・野上2-⑤荒井・村上
山本・大城⑤-2大竹・塚原
団体カウント2-③で一橋の負け
1位 立正大学(4勝1敗)
2位 宇都宮大学(4勝1敗)
3位 防衛大学校(3勝2敗)
4位 東京工業大学(3勝2敗)
5位 一橋大学(1勝4敗)
6位 高崎経済大学(0勝5敗)
以上1勝4敗で8部5位
コメント
OBOGの皆様の日頃のご支援ご協力、誠にありがとうございます。また、春季リーグに向けての練習の中で多数の方がコートに足を運んでいただき、技術的なご指導や多数の激励を賜りましたことも、重ねて感謝申し上げます。
5/13,14に関東学生春季リーグ戦が開催された。応援の際のマスク着用義務もなくなり大声で応援することができたため、久しぶりに「ソフトテニスの団体戦」らしさのある大会となった。
初戦の対戦相手は東京工業大学。こちらは気合をつけるため、エース級の2ペアを初めのダブルス2本に置くオーダーを組んだ。1試合目は後衛が1年生有賀、前衛が4年生杉村と新人とベテランのペアが出場。東工大の攻めっ気が強いペアを相手にこちらもエンジン全開で立ち向かったが、相手ペアの勢いに押されファイナルゲームを落としてしまった。しかしながら初出場で強敵を相手にファイナルゲームまで持ち込んだ有賀の地力を感じさせる試合内容であった。2試合目は山本・大城ペアが出場。ゲーム序盤はあまり調子が上がらず早い段階でのミスが重なり4ゲームを先取されてしまった。その後開き直り2ゲームを取り返したが、前半のディスアドバンテージが響き2-⑤で敗戦。3試合目のシングルスは廿楽が出場。あまり調子の上がらない相手に対してミスをせずラリーを続けた結果、去年の秋に1-④で負けた相手を逆に④-1で勝利した。4試合目は2年生ペアの高橋・野上が出場。野上はこれがリーグ戦初出場となった。野上の巧みなポジション取りやネットプレーで相手後衛に圧力をかけミスを誘い、ファイナル勝ちを収めた。天秤戦となった5試合目は有賀・杉村ペアと同様に、後衛が1年生阿部、前衛が4年生中西と新人ベテランペアが出場。この試合でどちらが勝つか決まるため応援にも熱が入る。しかし2人とも緊張からか普段通りのプレーができず、0-⑤で敗北を喫した。結果として、去年の秋と同様に2-③負けと悔しい結果に終わってしまった。初めのダブルス2本で勝てていれば流れがこちらに向いたと思われるだけに悔しい敗戦となった。
第二対戦の対戦相手は高崎経済大学であった。相手は1ペアオープンのため最初からこちらに1試合分のアドバンテージがあった。1試合目は初戦の東工大戦で自分たちの持ち味が発揮できなかった山本大城ペア。山本がラケットを振れるようになり相手後衛のミスがかさんだ結果、ゲームカウント4-2とリードを取る。しかし相手も徐々に実力を発揮し始め互角の戦いとなり、最後はこちらが受けに回ってしまい4-⑤で敗北。2試合目は山本大城ペア同様に実力を出し切れなかった有賀杉村ペア。相手はダブル前衛の形を取る8部ではあまり見かけないスタイルで序盤は苦労したものの、相手の足元を狙ったボールやショートクロスなど有賀の多彩なショットが功を奏し、ゲームカウント2-4のビハインドから3ゲーム連取で勝利を飾った。1年生の有賀はリーグ戦初勝利を手にした。3試合目はシングルスの廿楽。粘り強い相手に対しミスしながらも攻め続け、ファイナルゲームで6-4とマッチポイントを握った。しかし最後は本人の反省で置きに行ってしまったとあったように心にゆるみが出てしまい、ファイナルのデュースを取りこぼし敗北。4試合目は今リーグ初出場小泉と中西のペア。天秤戦ということもあり最初の1ゲームこそ動きに硬さが見られたが、徐々に普段のプレーを取り戻し、結果としては⑤-1と相手を圧倒した。団体カウント③-2となり、一橋大学として春リーグ初勝利を収めた。
第三対戦の対戦相手は立正大学であった。去年の秋リーグで9部から昇格した勢いのあるチームで、事前情報がない未知の相手にどう立ち向かうかがカギとなった。1試合目は高崎経済大学戦で初勝利を飾った有賀杉村ペア。1日目の最後の試合ということもあり気迫のあるプレーで観客を魅了する。力関係は互角であったものの、最後のファイナルのデュースは気合でもぎ取り2勝目を飾った。2試合目は東工大戦でファイナルゲームの熱戦をものにしている高橋野上ペア。野上の誘うモーションで得点を重ね、格上相手に対しファイナルゲームに持ち込んだが、最後は地力の差で敗北。3試合目はシングルスの廿楽。高崎経済大学戦で置きに行ったプレーを悔いていたため、この試合は序盤から果敢に攻め、相手との壮絶なラリーが続く試合となった。しかしその分ミスも増えてしまい、2-④で敗戦。4試合目は阿部・中西ペア。東工大戦の雪辱を果たそうとしたが、相手後衛の深いボールに対応しきれず、1-⑤で敗戦。5試合目はリーグ戦初出場の2年生八田と大城のペア。こちらも相手もお互いに我慢のラリーが続いたが、ゲームカウント3-3のゲームポイント、4-3のマッチポイントで八田が先に攻めるボールを打ち、要所での攻めたプレーが決め手となり⑤-3で勝利。八田はリーグ戦初出場初勝利を挙げた。団体カウント2-③で負けたものの、随所に積極的なプレーが見られ、全体的に次につながる試合となった。
第四対戦の対戦相手は防衛大学校であった。1試合目は前日2勝1敗の有賀杉村ペア。前日3試合ともファイナルゲームということもあり若干疲れが見られたが、引き続き強気のプレーでファイナルゲームの6-3とマッチポイントを握る。しかしここからレシーブ、3球目と早い段階でのミスが重なったことで相手に流れが行ってしまい、デュースを落とし敗戦。2試合目は前日初勝利を挙げた八田と中西のペア。2日目の初戦ということもあり足が動かず、自分たちのプレーをする前に0-⑤で試合が終わってしまった。3試合目は前日調子を取り戻す気配を見せた廿楽。この相手も粘り強く戦う省エネタイプだったが、廿楽も負けじと攻めたことが功を奏し、ファイナルのデュースで攻め切った廿楽が勝利。4試合目は前日格上に善戦した高橋野上ペア。相手後衛のコースが分かりづらい打ち方に野上が苦戦し、あまり前衛が機能できずに3-⑤で敗北。5試合目は前日勝利を挙げられなかった山本大城ペア。すでに団体としての結果が決まっていたこともありプレッシャーなく試合運びができ、サーブレシーブ等早い段階でポイントを重ね、終わってみれば⑤-1で危なげなく勝利した。団体カウント2-③で敗北したが、ここで2年生以上は全員1勝以上を挙げることができ、去年からの練習が実を結んだ。
第五対戦の対戦相手は宇都宮大学であった。1試合目は初勝利が欲しい阿部と中西のペア。決して消極的な姿勢ではなかったものの、ここまで全勝していた相手ペアの勢いに飲まれ2-⑤で敗戦。2試合目は防衛大学校戦で悔しい思いをしている有賀杉村ペア。有賀がセンター、鋭角クロスなど広角にボールを打ち分けることで相手後衛にチャンスボールを上げさせて杉村が決め切る形が徹底され、主導権を握り続けた結果⑤-3で勝利した。相手ペアは一橋大学が去年春秋ともに勝ちきれなかったペアであり、この勝利は価値あるものとなった。3試合目はシングルスの廿楽。相手とは何度も対戦しているが対戦成績は良くなく、ここで勝ち切りたいと考えていた廿楽であったが、その気持ちが出すぎて力んでしまい、0-④で敗戦。4試合目は高橋・野上ペア。相手ペアの積極的なプレースタイルを前に食らいつくものの、相手にじわじわと苦しめられ2-⑤で敗戦。5試合目は先ほど初勝利を挙げた山本大城ペア。相手後衛がラリーを嫌がったところを大城が抑える形で4ゲームを先取したが、次の2ゲームは相手も持ち直し連取されてしまう。次のゲームはこちらもそれに対応する形でどっしりと構え、⑤-2で勝利した。団体カウントは2-③で敗北を喫し、リーグ戦全体で1勝4敗、5位という結果に終わった。
総評
今回のリーグ戦では、出場した部員の大半が勝利を挙げ、個々の力がついていることが実感できた。またチームとしての敗戦はすべて2-③負けと、あとどこか1本が勝てていれば勝利できていただけに一層悔しさの残るリーグ戦となった。具体的な点ではマッチポイントを握っているのに勝てなかった試合が2試合あるなど、ゲームポイントを取りきれなかったところに甘さがあったと感じている。ポイントを取りきるというところにフォーカスを当てて練習に励んでいきたいと考えている。