2019年春リーグ


2019年度関東学生春季リーグ戦結果(男子部)

 

*春季リーグ戦 5月11・12日 於 千葉県白子町テニスコート

 

一橋大 2-③ 東京都市大

奥山・岡本 4-⑤ 鵜飼・志村

板垣・服部 ⑤-3 塚本・小椋

大谷拓夢  0-④ 穴沢

西宮・石川 ⑤-0 杉浦・藤本

嶋元・下鍋 0-⑤ 堀越・杉浦

一橋大 ③-2 宇都宮大

奥山・岡本 ⑤-2 大濱・高橋

板垣・服部 4-⑤ 荻野・深井

大谷拓夢  ④-2 関島

西宮・石川 ⑤-2 岩田・川上

嶋元・下鍋 1-⑤ 伊澤・永倉

一橋大 ③-2 東京工業大

奥山・岡本 ⑤-3 高橋・瀧谷

板垣・服部 ⑤-3 小八木・高橋

大谷拓夢  3-④ 田淵

西宮・石川 ⑤-0 田村・久保田

嶋元・下鍋 0-⑤ 難波・三田

一橋大 ④-1 獨協大

奥山・岡本 ⑤-2 亀川・大野

嶋元・下鍋 0-⑤ 田中・明田

大谷拓夢  ④-1 朝倉

板垣・服部 ⑤-4 阿部・鳥飼

西宮・石川 ⑤-2 成塚・秋元

一橋大 ③-2 淑徳大

奥山・服部 2-⑤ 吉田・田中

西宮・岡本 ⑤-3 森本・中村

板垣孝紀  1-④ 鹿島

大谷・石川 ⑤-R OPEN

嶋元・下鍋 ⑤-R OPEN

最終順位

1位 一橋大学   (4勝1敗)

2位 宇都宮大学  (3勝2敗)

3位 東京工業大学 (3勝2敗)

4位 東京都市大学 (2勝3敗)

5位 淑徳大学   (2勝3敗)

6位 獨協大学   (1勝4敗)


以上、4勝1敗で8部優勝。

 

*春季リーグ戦 入れ替え戦 5月26日 於 東京経済大学

 

7部最下位 埼玉大学

8部優勝  一橋大学

 

入れ替え戦 対 埼玉大学

一橋大学 2-③ 埼玉大学

奥山・岡本 ⑤-3 若林・関口

西宮・石川 4-⑤ 古賀・伴 

大谷拓夢 2-④ 太田  

板垣・服部 ⑤-1 北島・富田

嶋元・下鍋 1-⑤ 向井・加藤

 

入れ替え戦の結果。

一橋大学が埼玉大学との上入れ替え戦に負け8部のまま。

関東学院大学が8部に昇格し、獨協大学が9部に降格。

 

コメント

第一対戦は強力な後衛陣を擁する東京都市大学戦。初戦から以後のリーグ結果を左右する大きな山場と目されていたが、なんと相手のインターハイ出場経験者の後衛が欠場。一気に自陣優勢の機運の高まりを感じたが、棚ぼたで得た有利状況から逆に「勝ち」を気負いすぎたせいか、1番手奥山岡本はなかなか波に乗り切れない。それでも前主将岡本がプレーで引っ張りファイナルゲームまでもつれたが、最後はハイリスクを強いられたプレーが決まらず初戦を落としてしまう。
2番手以降の頑張りで天秤戦まで持ち込めたものの、都市大5番手は実力者の3年生後衛と主将のエースペア。かたや一橋はリーグ初出場の1年生。経験と実力の差が出てしまい、初戦を2-3で痛い敗戦を喫してしまう。

第二対戦はお互いチーム状況を熟知した東京工業大学戦。初戦を落とした影響もあってか未だぎこちなさが抜けず苦戦を強いられる場面もあったが、東工大は複数の1年生を含めた若いチーム構成。経験や実力では勝ると信じ、1番手奥山岡本、2番手板垣服部共に逆転で勝ちをもぎ取ると、流れそのままに、リーグ初出場でシングルスの大谷が一時ゲームカウント3-0とし初勝利まであと1ゲームと迫る。しかしあと一歩の所で悔しい敗戦。それでも、2年生にしてエースの風格漂う西宮・これまたリーグ初出場の1年生石川ペアが、初戦含め1ゲームも落とさず貫禄の2試合連続ストレート勝ち。チームはリーグ1勝目をあげた。

第三対戦は強豪淑徳大学戦。初戦に続き2つ目の山場に挙げられていたが、ここでも相手が5人のみという予想だにしない展開。1本でも取れば勝利となる状況で、急遽オーダーも変更して挑む。1番手奥山服部は力負けしてしまうが、好調を維持していた2番手西宮岡本ペアが手堅く勝利。運にも恵まれつつ難敵相手に2勝目を収めた。

第四対戦は、前季に昇格を果たし勢いに乗る宇都宮大学戦。一方、今季不動の1番を務めていた奥山岡本は初日を終えてようやくリズムを掴み始める。白子特有の強風も顔を覗かせつつある中、何度もデュースが続く気が抜けない展開となるも集中力を切らす事なく、要所で高いプレーの精度を保ち押し切った。このまま流れを作っていけると思ったのもつかの間、2番手板垣服部は拮抗した展開に。相手のマッチポイントをしのぎファイナルゲームのデュースまでもつれ込むも、最後は運に見放され相手のボールがネットイン。惜しくも敗れてしまう。
しかし、シングルスの大谷は気迫のこもったプレーで粘り強くラリーを重ね、ファイナルゲームの末遂に値千金のリーグ初勝利をもぎ取る。そのまま4番手西宮石川が相手を圧倒し、チームは3勝目をあげることが出来た。

最終戦の獨協大学戦は、図らずもこの試合に勝てばリーグ優勝という中で迎える一戦となった。
先鋒の試合は、不動の1番前衛岡本がことごとく相手後衛の攻撃を返り討ちにして圧倒した。2番手嶋元下鍋も随所で良いプレーを見せ始めるがあと一歩及ばず。そんな中、大谷は1stサーブの成功率が90%を超す試合展開を演出し、初出場のリーグでシングルス2勝目をあげた。そして優勝まであと1勝とするも、板垣服部は相手後衛のアンダーカットサービスと巧みな配球に苦戦を強いられる。しかし、チーム一体となった雰囲気を背に徐々に流れを引き戻していき、最後は服部が相手のパッシングを鋭く弾き返し劇的な逆転勝利を収めた。そしてトリを飾るのは西宮石川。終始安定したプレーで試合を進め、圧巻のリーグ戦全勝を達成。チームも最終戦を4-1の勝利で終えることが出来た。

結果、4勝1敗で8部優勝。チームとしては約5年ぶりとなる昇格を懸けた入替戦に臨めることとなった。対戦相手は埼玉大学。白子から東京に場所を移し、一発勝負の戦いに挑む。
先ず、不動の1番手奥山岡本の試合は、終始岡本が相手後衛を圧倒。3本先取で大事な初戦を勝利で飾る。ところが、リーグ戦で無類の安定感を誇った西宮が突如制球を乱してしまう。それでも粘り強く戦い続け、マッチポイントを握る場面もありながら最後は力尽きてこの試合を落とす。3番手大谷も入替戦独特の雰囲気の中悪い流れを断ち切れず、埼大に先に王手を許す展開に。後がない中迎えた4試合目は、1ゲーム目から服部が覚醒。後衛の柱板垣も高い打点から鋭いショットを次々と放ち、埼大のエースペア相手に圧巻の勝利。最高の雰囲気で、勝敗の結果は天秤戦へと委ねられた。序盤、破壊力抜群の嶋元のショットや下鍋のアンダーカットサービスが決まり、完全に試合を支配出来たかに思われた。しかし、2季連続降格を何としても避けたい気概や執念からか、徐々に差を広げられていく。そして、最後は相手前衛にボレーを決められ無念の敗戦。8部残留が決まった。

今回の春リーグを総括して、入替戦は実力的には全く劣っていなかったにもかかわらず、リーグ優勝の実感がわかないまま入替戦を迎え、最後の最後チームとしての詰めの甘さが露呈した結果となってしまった。この言い表せぬ虚無感は忘れる事は無いだろうが、一方で新加入の1年生から4年生までの力を結集し、令和初のリーグ戦を優勝で飾れたことは必ず次に繋がるとも思っている。今回の経験を糧に、秋には必ず昇格を果たすと信じて。(男子部主将 奥山佳甫)

2019年度関東学生春季リーグ戦結果(女子部)

 

*春季リーグ戦 5月11・12日 於 千葉県白子町テニスコート

 

一橋大 ③-0 国際医療福祉大

瀬口・大橋 ⑤-3 山野辺・高橋

瀬川こずえ ④-2 加藤

山田・廣江 ⑤-2 川又・椎名

一橋大 0-③ 大東文化大

山田・廣江 1-⑤ 山口・吉村

瀬川こずえ 2-④ 町田

瀬口・大橋 2-⑤ 塚原・見村

一橋大 ②-1 立正大

瀬口・大橋 2-⑤ 千明・椎名

瀬川こずえ ④-1 杉本

山田・廣江 ⑤-R OPEN

一橋大 ②-1 東京農工大

山田・廣江 4-⑤ 加藤・岩田

瀬川こずえ ④-1 上野

瀬口・大橋 ⑤-3 岩瀬・古館

一橋大 1-② 東京家政大

瀬川・多部田3-⑤ 渡邉・尾崎

廣江華帆  0-④ 神庭

瀬口・大橋 ⑤-4 高橋・渡邉

最終順位

1位 東京家政大学  (5勝0敗)

2位 大東文化大学  (4勝1敗)

3位 一橋大学    (3勝2敗)

4位 東京農工大学  (2勝3敗)

5位 立正大学    (1勝4敗)

6位 国際医療福祉大学(0勝5敗)


以上、3勝2敗で7部3位。

 

入れ替え戦の結果。

東京理科大学が7部に昇格し、国際医療福祉大学が8部に降格。

東京家政大学が6部に昇格し、千葉大学が7部に降格。

コメント

今リーグは、昨年度澤部先輩が引退され、6人で挑む初めてのリーグ戦でした。(現在のチーム構成は三年生2人と四年生4人となっております。)
リーグ戦では、最初から最後まで個人がチームのために動くことができ、良い雰囲気で臨むことができました。

第1戦は国際医療福祉大。
1番手の瀬口大橋がレシーブなど早い段階からしっかり攻撃をし5ー3で勝利。2番手の瀬川は足をしっかり動かしコースを絞ってラリーができ、4ー2で勝利。3番手はリーグ初出場の山田と廣江が勝利。
結果 ③ー0で勝利
1戦目で3本で勝利でき良いチームの流れがつくれました。
第2戦は対立正大学戦。相手がオープンで今リーグで勝たないといけない場面でした。1番手の瀬口大橋はミスの少ないダブル後衛相手に苦戦。戦略をアドバイスの人も含めて練り、それを実行できる力をつけていくことが課題です。2番手の瀬川は練習試合でも対戦したことのある相手にバック側を徹底して攻撃し4ー1で勝利。結果②ー1で勝利。
第3戦は対東京家政大戦。1番手の瀬川多部田は瀬川が粘り多部田が決めるプレーが多くありましたが、ダブル後衛相手に競り勝つことができず3-5で負け。2番手の廣江は先に攻め込まれ、展開に持ち込むことができず0ー4で負け。3番手の瀬口大橋は完成度が高いペアに対し、瀬口が粘り要所で中ロブで崩し、大橋が決める、という強さを出すことができファイナルで勝利。
結果1-②で負け。(家政大学は入れ替え戦で勝利し6部昇格しました。)
第4戦は対大東文化大学戦。(8部から昇格してきた大学です)ストローク力や決定力ともに、三本そろって精度が高かった。1番手山田廣江は相手にもミスはあったものの、自分たちが攻撃することが全くできず、攻め込まれたものをしのげず1-⑤で負け。2番手の瀬川も健闘したものの②-4で負け。3番手の瀬口大橋もゲーム内では競ったものの2-5で負け。結果0-③で負け。基礎力を上げること、ペアとして攻撃力をつけることができず力の差を感じた一戦でした。
第5戦は対東京農工大学戦。2勝2敗で、昇格も降格もない状況で挑んだ最終戦。
1番手の廣江山田はゲーム内容自体は一番充実しており、3-0までリードしたものの、相手がコースを変えて攻め始めてからまくられ3-5で負け。攻撃パターンの少なさ、切り替え力の低さが出てしまった非常に悔しい一戦でした。2番手の瀬川は安定感のあるシングラー相手に長いラリーでしっかり打ち勝ち4-1で勝ち切った。3番手の瀬口大橋は瀬口の安定感と大橋の決定力で⑤-3で勝ち切った。結果②-1で勝ち。

3勝2敗で七部三位となりました。
練習から、リーグでの風を意識してミスを減らすこと、SR3、4本目を集中的に取り組んだことで、自分達の力を出し切って競り勝てるようになったと思います。また、外部の方々と練習する機会を多くいただき、各自の上達につながったと思っています。初出場初勝利の部員がいたことも大きな成果でした。しかし、2敗につきましては、相手との実力差を大きく感じ、自分達から攻撃を仕掛ける主体的なテニスができなかったことが敗因です。秋リーグに向け、基礎力をあげること、各自が攻撃力をつけポイントを取る力をつけることを意識して取り組んでいきたいと思っています。
私個人としては、プレーにおいても主将としても、自信を持って思い切りよくできたものが少なかったことを反省しています。
先日、関さんから、リーグ優勝を目指しては昇格することはできない、上のリーグで戦う力をつけなければならない、というお話をいただきました。限られた時間と人数の中で、どうしたら昇格することができるのか、部員とともに考えて実行していきたいと思います。また、新入生に入ってもらえるよう最善つくし、秋リーグでは新チームで7部優勝6部昇格を果たしたいと思います。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。(女子部主将 廣江華帆)