一橋大学に入学してから間もなく一年が過ぎようとしています。春には自身が進級し、後輩が新たに入学してくるのだと思うととても実感がわきません。昨年の春、入学後すぐに授業開始が延期され、さらに緊急事態宣言によってアルバイトも出来ず、完全な自粛生活を送っていました。周りには将来を見据えて資格のための勉強などをしている人もいた一方、自分は何をしてよいかわからず、有意義とは言い難い時間を過ごしたことを覚えています。5月に授業が開始されてからは、何もわからずに探り探りで履修した授業をオンラインで受けては、画面越しに友人を作る難しさを痛感しました。また録画配信の授業では、自身の怠惰から溜めてしまうこともあり、課題や試験も全てオンラインで行われたため戸惑うことが多くありました。そうした中で秋学期から週に一度の対面授業が開始され、ようやく学校に通うことが叶いました。構内には人も少なく教室内でも距離を取って授業を受けるなど普通の学校生活とは程遠かったとはいえ、通学できるようになったのは嬉しかったです。同じ時期に部活動が活動を再開したと聞き、ソフトテニスには人生で触れたことがありませんでしたが、少人数ならではの雰囲気の良さに惹かれ入部しました。しかし、先輩方の優しく丁寧なご指導のおかげで徐々に練習が楽しいと思えるようになった矢先に再び活動が休止してしまいました。なかなか練習できず、本当に上達できるのか、再開時には今まで教わったことを忘れてしまっているのではないか、またこのまま二年生になってやっていけるのだろうかという不安もありますが入部したからには一生懸命頑張りたいと思っています。今春からの学校生活についてはまだ不透明なことばかりですが、貴重な大学生としての時間を有意義に過ごしたいと思います。  

 

女子部1年 江守美桜