球朋会会長 鈴木成次
コロナ時代も既に2年が経過しましたが、次々と変異を繰り返すコロナの前に社会も大学も翻弄され、まだまだ終息の兆しが見えない状況が続いています。
球朋会でも総会が2年連続中止になり、5年毎の会や同期等で開催されていた懇親会やゴルフ会等もほとんどが中止で、OB間の対面交流が難しい状況が続いています。
しかし、もっとも大きな打撃を受けているのは現役の学生諸君でしょう。学生生活には原則4年と限りがあります。今春卒業予定の4年生は、後期の2年間をコロナに翻弄され前幹部の3年生は、1年生の時に正常な学生生活を経験しただけ。今年幹部となる2年生、さらに1年生に至っては入学時からずっとコロナ禍の学生生活です。
この2年間、現役部員は、授業はオンライン中心で対面授業がほとんど受けられず、部活動もリーグ戦が中止又は縮小開催。普段の練習も度重なる学校閉鎖により大きな制約を受けてきました。私達の学生時代には当たり前の、昇格降格のかかった緊迫のリーグ戦、関西遠征も含めた三商大戦、合宿、さらにコンパ等も全く経験できなかったのです。
(参考1:現在の部員数)
・男子 19人(4年生3人、3年生9人、2年生3人、1年生4人)
・女子 5人(3年生3人、2年生2人)
(参考2:この2年間の試合の状況)
・2020年 春リーグ(中止)、秋リーグ(5校で実施、但し昇格降格無し)
・2021年 春リーグ(3校で実施、但し昇格降格無し)、秋リーグ(中止)
*三商大戦は、2年とも中止
私達のOB会活動は、現役時代の4年間の部活動の上に成り立っています。4年間の同級生との濃密な時間の共有、上級生、下級生との親密な交流こそが球朋会の原点です。コロナ禍の現役諸君は、そういう時間を持つことが非常に難しい状況にあるということを、私達OB会は十分に認識する必要があると思います。
現役学生は、そういう中でも何とか工夫努力して新入生を勧誘し、学校閉鎖の合間に練習を続け、いつ開催されるかわからないリーグ戦に備え、モチベーションを維持し結束しています。もちろん学生としての本分である勉学、アルバイト、就職活動も、いろいろな制約ある中で続けながら。そして後輩にタスキを渡し、部を存続させています。
そういう状況の現役学生に、私達OB会はどんな支援ができるのか?練習の支援、学生生活相談支援、就職相談支援等々、具体的に検討し実施していく必要があると考えます。
OBの皆様方にも、是非現役に対する各種支援にご協力を、よろしくお願い致します。
以上