義経　元志　平成23年卒

　国立球朋クラブのキャプテン兼マネージャーを務めております義経です。

　国立球朋クラブは東京都ソフトテニス連盟に所属し、最大の目標である春と秋のクラブ対抗戦、および各種個人戦や各地域で行われる団体戦に参加しています。

現在は男子Aチーム（東京都社会人クラブ3部所属）、男子Bチーム（同13部）、女子チーム(同8部)の3チームで構成されています。

クラブ戦での昇格、及び社会人になってからもテニス（そして大会後のお酒）を楽しめる環境作りをマネジメントすべく、皆様のご協力ご支援賜りながら活動していければと思っております。

　一年前に活動報告を書き綴っていた時には、まさか新型コロナウィルスによって世の中がこのように変化しているとは思いもよりませんでした。現在、二度目の緊急事態宣言が発令されており、今後の動向はより一層見えづらい状況となっています。

　社会人テニスを取り巻く環境も、多分に漏れずコロナ影響を受けました。上述のクラブ対抗戦は、春秋共に中止となりました。秋のクラブ戦に関しては、コロナが落ち着く中、懐かしの千葉県白子での開催の予定となっており、一同楽しみにしていたのですが、開催直前に中止となりました。その他個人戦もほとんど中止となりました。（特出すべき戦果は、城北高校出身のエースが、猛者が集う東京都シングルス選手権で見事予選突破。さすが先生。）

　日々の練習に関しても、通常であれば国立のコートにて、学生の練習相手になって頂いていたのですが、昨年度は学生の活動制限もあり、国立で練習する機会はなかなかありませんでした。11～12月には、人数制限の元、OBも国立での練習が一時的に可能となりましたが、再度の緊急事態宣言を受け、学生の課外活動自体、禁止となっています。

現役学生（春リーグは中止、秋リーグは入替戦無し）の悔しい気持ちと比較することは甚だ図々しいですが、我々国立球朋にとっても非常に残念な一年になりました。このような厳しい環境ではありましたが、国立球朋の素晴らしいメンバーは、コロナ禍においても主導的に周りを巻き込み、チーム全体の士気を保ってくれました。区が運営するテニスコートを確保しようと沢山の区役所を巡ってくれた方、テニスコートを借りてメンバーに声がけしてくださる方、自宅が遠くても積極的に練習に参加してくださる方、練習参加者のために自家用車を出してくださる方。私自身、仕事が多忙であったことを言い訳として（コロナ禍で仕事が増えるということ自体は幸せなことなのですが）、テニスに向ける余裕がなかったのが正直なところでしたが、若手中心にチームのモチベーションを保ってくれたので非常に助かりました。本当に有難うございます。今後も様々な活動が制限される中、どのように国立球朋に、現役学生に貢献していかなければならないか、ウィズ・アフターコロナを見据えて、より真剣に考えていく必要があると痛感しております。

　学生について申し上げれば、課外活動含め取り巻く環境が著しく変わってきていることから、体育会として活動する意義自体が、我々が現役の時と比較できないほど不明瞭になっていると思います。学生とＯＢとのコンタクトが少なくなる一方、学生への物的・精神的支援は、益々必要になってくると思料されます。

　諸先輩方におかれましては、学生支援を頭の片隅において頂き、彼らの貴重なモラトリアムのために何かできることがないか、少しでもお考え頂けると幸いでございます。私自身も微力乍、精一杯努力させていただく所存です。

　甚だ僭越ではございますが、このお願いと、そして皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、本報告を締めさせていただければと思います。皆様、何卒お体だけにはお気をつけてお過ごしくださいませ。乱文大変失礼いたしました。

 以上